|  |  全身性エリテマトーデスの診断基準については
 ←【図26】
 
 @として蝶形紅斑を代表とする顔面紅斑、
 Aとして円板状の皮疹、
 Bとして光線過敏症、
 Cとして痛みのない口腔内の潰瘍、
 Dとして2関節以上の破壊がない関節炎、
 Eとして胸膜炎や心膜炎といった漿膜炎(しょうまくえん)、
 Fとして1日0.5g以上の持続的蛋白尿、もしくは細胞性円柱の出現といった腎病変、
 Gとして痙攣(けいれん)発作や精神障害が起こる神経学的病変、
 Hとして溶血性貧血、白血球減少、リンパ球減少、血小板減少などの血液学的異常、
 Iとして抗2本鎖DNA抗体陽性や抗Sm抗体陽性、抗リン脂質抗体陽性といった免疫学的異常、
 Jとして抗核抗体陽性、
 といった11項目が挙げられ、
 
 この中で4項目以上を満たす場合、全身性エリテマトーデスと診断することになります。
 
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